2015年08月02日

フレキシブルな風力発電シート Moya Power

英国のロイヤル・カレッジ・オブ・アートとインペリアル・カレッジ・ロンドンを卒業したCharlotte Slingsbyは、フレキシブルな風力発電シート Moya Power を開発しました。
moya.png


有機圧電材料PVDFを使ったMoya Powerは、建物の壁や橋の下、地下鉄駅構内など、風が吹く場所に設置することで、発電するものです。まだプロトタイプ段階です。発電量は、はっきりとは公表されていませんが、1平米あたり、10W程度のようです。
再生可能エネルギーとしては力不足かもしれませんが、もし10cm角で100mWも発電できれば、無線センサの電源としては十分でしょう。

Moya Powerは、ジェームズ・ダイソン財団から、プロトタイプ作成の奨学金(James Dyson Foundation prototyping bursary)を受けています。ジェームズ・ダイソンは、デュアルサイクロン掃除機や羽根のない扇風機の発明で有名ですが、この財団も、いろいろな発明・プロジェクトを支援しています。

ちなみに、Moyaとは、南アフリカ共和国の公用語のひとつコサ語で風を意味します。発明者のCharlotte Slingsbyは、南アフリカ共和国出身で、同国のエネルギー問題の解決も目指しているとのことです。


参考情報:
(2015年7月27日、Power-technology.com)


(2015年7月、FutureEnTech)


(2015年7月26日、The Guardian)


(ジェームズ・ダイソン財団ウェブサイト)



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posted by 竹内敬治 at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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