2015年03月22日

心臓ペースメーカと構造ヘルスモニタリングの自立電源化を目指すEUのsmart-MEMPHISプロジェクト

EUのSmart-MEMPHISプロジェクトは、PZTによる圧電発電と、スーパーキャパシタによる蓄電、ASICで開発する電源回路、そしてフラットなパッケージング技術を組み合わせて自立電源システムを開発します。

配線レス心臓ペースメーカと構造モニタリングの2つのアプリケーションがターゲットです。

smartmemphis.png




上の図は、配線レスの心臓ペースメーカのイメージ図です。

通常のペースメーカは、下図のように、心臓の中にリード線を引き回します。
振動の動きから発電すれば、電池交換が不要になるだけでなく、この配線が不要になります。


pacemaker.png


発電機の不具合は人命に関わりますので、高い信頼性が要求されますが、無給電・配線レスの心臓ペースメーカの実現で、この配線手術が不要になる期待があります。
(すでにある同様なプロジェクトとの差異は不明です)

もうひとつのアプリケーションは、構造ヘルスモニタリングです。音響センサ(アコースティック・エミッションセンサ)と組み合わせて、例えば航空機の機体のモニタリングへの活用を目指しています。
(こちらも、すでにある同様なプロジェクトとの差異は不明です)
Smart-MEMPHISプロジェクトは、2014年12月に発足し、活動期間は3年半の予定です。
スウェーデン、フランス、ドイツ、フィンランドの研究機関がコンソーシアムを組み、
開発費の820万ユーロ(約10億円)は、EUが全額拠出します。
EUでは、このようなプロジェクトが、他にもたくさん同時に進行しています。
もしかしたら、複数のプロジェクトで成果を競わせるのかも知れません。


参考情報:

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posted by 竹内敬治 at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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