2013年09月23日

スタンフォード大学が下水の有機物を分解して発電する微生物電池を開発

米国スタンフォード大学の研究者が、下水の有機物を分解して発電する微生物電池を開発しました。
自然発生する線状の微生物コロニーを利用します。
 
bacteria.jpg
 
 
有機物を分解して電子を放出する嫌気性細菌の存在は以前から知られていました。
今回の発表の新規性は、形状を工夫して発電効率を高めたところにあるそうです。

写真のように、陰極のカーボン・フィラメントの周りに微生物がナノワイヤー状のコロニーを生成します。
微生物が陰極に電子を放出すると、正極では酸化銀から銀への還元反応が生じ、化学ポテンシャルの形でエネルギーを蓄えます。

この微生物電池で、下水に含まれる?エネルギーの30%が取り出せるとのこと。
詳細は論文を読んでみないと分かりません。"Proceedings of the National Academy of Sciences"に掲載されたそうです。


参考情報:
Stanford scientists use 'wired microbes' to generate electricity from sewage
(2013年9月16日、SCIENCE CODEX)

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posted by 竹内敬治 at 17:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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