2013年08月18日

EPGL Medical、次世代コンタクトレンズ用のMEMS圧電発電デバイスを開発

米国のベンチャー企業 EPGL Medical社は、次世代コンタクトレンズに組み込めるMEMS圧電発電デバイスを開発しました。

contact.jpg
 
発電デバイスの構造は明らかでないですが、まばたきや、眼球の動きで発電できるそうです。
眠っている間も、REM睡眠の最中は発電できるでしょう。

眼圧や血糖値(涙のグルコース濃度)を24時間連続計測できるコンタクトレンズは、開発されていますが、いずれもワイヤレス給電を電源としています。
エネルギー・ハーベスティングを電源とするコンタクトレンズが作れたら、世界初となるでしょう。
(今回、開発されたのは、コンタクトレンズ用の発電デバイスであり、コンタクトレンズではありません)

用途としては、Google Glassのようなウェアラブルデバイスが挙げられています。



問題は、発電量です。どの程度の発電が期待できるでしょうか。
コンタクトレンズにかかる応力と、まばたきの頻度からみて、ナノワットのオーダーではないかと思われます。
リング状の薄膜太陽電池をコンタクトレンズに埋め込む方が、実用性は高いかも知れません。

参考情報:
Company Designs MEMS-Based Energy Harvester for Contact Lenses
(2013年8月8日、Design News)

関連記事:
拡張現実(AR)コンタクトレンズに電波ハーベスティングで給電 [2009/09/06 04:24]
無線で給電するMEMS眼圧センサーつきコンタクトレンズ [2010/03/28 18:37]




posted by 竹内敬治 at 21:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
参考文献を見るとまばたきよりも眼の動きからの発電が主なようですが、どちらにしても発電原理はどうなってるんでしょうか?
Posted by sii at 2014年08月19日 10:29
siiさん コメントありがとうございます。

ご質問の発電原理の件、記事にはpiezoelectricと書かれていますので、おそらく、「まぶたの裏」とコンタクトレンズ表面との相対運動で圧電材料を変形させる方式と思います。涙の層があるので摩擦力は働きにくく、圧力変動ではないかと想像します。
実物がでてくれば分かるのですが、米国のベンチャー企業なので、あまりあてになりません。
Posted by 竹内敬治 at 2014年08月24日 20:20
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