2013年04月21日

韓国の成均館大学とサムスン総合技術院が圧電素子と太陽電池のハイブリッド発電デバイスを開発

複数の発電デバイスを組み合わせて発電させる、ハイブリッド発電デバイスについては、様々な研究事例があります。

こちらは、2013年4月4日に発行されたNanotechnology 24 (2013)の記事の紹介です。
 
kh.jpg
 
Siナノピラーの太陽電池と、PVDF(圧電材料)が、上下の電極ではさまれています。
 
太陽電池の発電効率は5.29%で、PVDFからは100デシベルの音で0.8V(±0.4Vの瞬時電圧)が得られました。
 

環境中にはいろいろなエネルギーがあるので、ハイブリッド発電デバイスをつくれば、より安定的に発電できるのでは、という発想から、いろいろなハイブリッド発電が研究されてきました。

しかし、今のところは、実用上意味のある成果はなかなか得られていません。
 
 
今回の研究では、太陽電池という直流電源と、圧電材料という交流電源を、電極でサンドイッチしています。
すると、あるときは交流出力、またあるときは直流出力、そして両方が混じった出力がでてきます。(下図参照)
このような複雑なアウトプットを効率よく処理できる電源回路はあるのでしょうか。
 
kh2.jpg
 
もし、電源回路がなければ、発電デバイスとしては機能しません。
 
要素技術単独の研究には限界があります。
発電デバイス、電源回路、蓄電デバイスを統合した、トータルな発電デバイスの研究が実用化を加速します。


参考情報:
Hybrid energy harvester generates electricity from vibrations and sunlight
(2013年4月17日、Phys.org)
Hybrid energy harvester based on nanopillar solar cells and PVDF nanogenerator
Nanotechnology 24 (2013) 175402 (6pp) doi:10.1088/0957-4484/24/17/175402


関連記事:
MITが光・振動・温度差のハイブリッド発電用電源回路を開発 [2012/07/16 21:20]
 

posted by 竹内敬治 at 18:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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