2013年03月24日

ウィーン工科大学、航空機用無線センサーを開発

ウィーン工科大学は、EADSと共同で航空機の機体用無線センサーを開発しました。
 
eads.jpg 
 

無線センサのエネルギー源は、機体内部と外気温との温度差です。

高度1万メートルを飛行中のとき、外気温はマイナス50℃ぐらいにはなりますので、機体内部との間に大きな温度差が生じます。
この温度差を利用して熱電発電で電力を得ます。

熱電発電では、温度差をいかにキープするかがポイントです。ウィーン工科大学のグループは、相変化による蓄熱が可能な物質を使って、温度差を維持するしくみを作りました。具体的には、水を使いました。

下の写真は、ちょっとみにくいですが、10ccの水タンクがつけられていて、この水と外気温との温度差で発電します。そのうち、タンクの水は凍ってしまいますが、完全に凍るまでは0℃をキープします。

地上に降りてからは、この凍った氷が溶けるまでは、0℃をキープしますので、やはり外気温との温度差をキープできます。

(もし、たまたま地上の気温が0℃だったら発電できませんが、そのときはどうするのでしょう)

eads2.jpg

EADSは、エアバスの親会社です。
今回、実機で初めてテストされたとのことです。
エアバスの旅客機に搭載される日も遠くないかもしれません。


参考情報:
TU Wien entwickelt kabellose Flugzeug-Sensoren
(2013年3月13日、Future zone)

関連記事:
「環境に優しい航空輸送」がテーマのエアバスのコンテスト [2013/02/24 21:00]
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posted by 竹内敬治 at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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