2012年10月14日

ノキアが薄膜太陽電池の携帯電話充電器をケニアで発売

2012年10月9日、携帯電話大手のノキアは、薄膜太陽電池の携帯電話充電器をケニアで発売しました。
 
重さは93グラム、大きさは165mm×237mm(iPadより少し小さいサイズ)で、価格は1,250ケニアシリング(約1,150円)です。
 NOKIA-CHARGER.jpg 
 

1000mAhの充電池を4時間で満充電でき、1分間の充電で2分間通話できるとのこと。
3mのコードが付属しており、屋外か、屋内の窓際に置いて使うことを想定しています。
 
ノキアは、以前から、振動発電や携帯電話の電波で充電など、様々なエネルギーハーベスティング技術の開発に取り組んでいました。
最近は太陽電池利用に回帰していましたが、製品の形になったものがでてきました。
薄膜太陽電池の供給メーカは未公表です。
 
この充電器は、ケニアの他に、ナイジェリアでも発売しています。
アフリカでは、携帯電話が急速に普及しつつありますが、電力網の整備が遅れており、携帯電話の充電は大きな課題(=ビジネスチャンス)です。
スマートフォン化の流れに乗り遅れたノキアですが、アフリカ市場を目指した動きは今後も注目です。
 
*** 
 
電力網の整備が遅れているアフリカ諸国では、エネルギーハーベスティングのニーズが高まっています。
ただし、ワイヤレスセンサーネットを使った高度なシステムのニーズはまだ無く、夜間の照明や、携帯電話の充電など、単純なニーズが主です。
購買力に見合う低コストで製品を作れればよいですが、何らかの支援スキームで普及を図る動きも見られます。

一例として、蹴ることで発電するサッカーボール(Uncharted Play社のSoccket)があります。

socketslide1.jpg 
 
sOccket_Uncharted.jpg.492x0_q85_crop-smart.jpg

サッカーのゲームを30分間やると、ランプを3時間点灯できます。
 
howitworks2.jpg

2013年に発売予定の新製品、スマートボールLudoは、サッカーで遊んだ時間を計測して無線でアップロードし、その時間を通貨に換算してソーシャルプロジェクトに寄付する仕組みを導入する予定です。

 
参考情報:
Nokia launches portable solar charger in Kenya

(2012年10月9日、CAPITALFM(ケニア))
Sunny outlook for portable power
(2012年10月12日、Conservations by Nokia)
Uncharted Playウェブサイト
 
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posted by 竹内敬治 at 18:05 | Comment(1) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
Posted by 株式税金 at 2013年06月02日 11:04
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