2012年05月20日

ウイルスを押して発電

Lawrence Berkeley National Laboratoryは、良性ウイルスで発電デバイスを作ることに成功しました。
 
virus1.jpg
 
上の写真では、指でウイルスを押して発電し、LCDディスプレイに「1」と表示させています。
 

良性ウイルスM13バクテリオファージは、下の図のようにらせん状のたんぱく質で覆われています。
 
virus2.jpg

このたんぱく質が分極していて圧電性を示しますが、詳しい原理は分かっていません。
 
 
ウイルスは、生命ではありません。特定の条件では自己増殖しますが、結晶化する高分子です。

本当に良性なのか気になりますが、有機高分子の圧電材料の一種と考えることができます。

自己組織化が可能なことがポイントで、低コスト化、小型化に向いています。
 
 
参考情報:
Step on it: Virus could lead to motion-powered gadgets
Lawrence Berkeley National Laboratory designs a benign virus that builds up electric charge, a new approach to motion-powered personal electronics and energy harvesting.
(2012年5月14日、CNET)
Piezoelectric devices: Squeezed virus produces electricity
(2012年5月13日、Nature Nanotechnology)

  
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posted by 竹内敬治 at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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