2011年08月21日

モバイル機器の液晶ディスプレイで発電する技術:Google端末に採用されるか?

携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などに使われている液晶ディスプレイは、バックライトが発する光の5%しか有効に活用していません。残りの95%の光や、周りの環境の光で発電する液晶用のフィルターの開発が進められています。
モバイル機器の充電間隔を延ばすなどの効果が期待されています。
 

 
  

上の写真は、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のYang Yang教授らのグループが開発している太陽電池機能付き偏光フィルターです。
フィルターで遮られる光の3-4%を電力に変換できます。材料を工夫することで効率を10%まで挙げられそうだとのこと。
 
 
一方、ミシガン大学のJay Guoらの研究グループは、太陽電池機能付きのカラーフィルターを開発しています。
彼らの技術は、電子ペーパーに適しているそうです。
発電効率(カラーフィルターで吸収されていた光のエネルギーのうち、電力に変換できる割合)は、2%とのこと。
  
 
 
さて、ここで気になるのは、特許です。
確か、液晶ディスプレイに組み込まれた太陽電池で携帯電話に充電するという特許は、モトローラが持っていたはずだと思って調べてみたら、やはりそうでした。
米国で2001年に出願し、2007年4月に成立しています。

そして、Googleが、Motorola Mobilityを買収することで、その特許を手に入れます。

Googleの携帯端末に発電ディスプレイが搭載されるのはいつになるでしょうか。


参考情報:
Energy-Harvesting Displays
Adding solar cells to screens could prolong the battery life of many electronic gadgets.
(2011年8月16日、MIT technology review)

United States Patent  7,206,044
Display and solar cell device

関連記事:
ノキア、振動で自動的に充電できる携帯電話の特許を申請 [2010/03/22 21:34]
ノキア、電波エネルギー・ハーベスティング携帯電話のプロトタイプの存在を否定 [2009/06/21 18:59]
ノキア、環境中の電波エネルギーを収穫して自動的に充電する携帯電話を開発中 [2009/06/14 18:53]
ウガンダテレコムがソーラー携帯を発売[2009/09/23 19:48]
Google、Microsoftら、ホワイトスペースの管理用データベース構築団体を設立  [2009/02/08 22:11]
FCC、ホワイトスペースの有効活用を図る国際イニシアチブを立ち上げる [2009/01/21 17:48]
米国ミルピタス市の広域無線LANネットワークはGoogleなど設立のNPOが運営、無料サービスを継続 [2008/08/24 19:46]
Google、「ホワイトスペース」の活用に向けた広報活動を開始 [2008/08/20 18:48]
Google、フランスのWiMAXに投資の噂 [2008/07/03 10:10]
 



posted by 竹内敬治 at 20:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
ニックネーム(個人が特定できる情報は書き込まないでください):

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。 

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。