2011年02月20日

プリンストン大学、引っ張ることができるPZTナノリボンを開発

プリンストン大学のYi Qi らの研究グループは、2010年には、圧電素子(PZT)をシリコンのゴムにプリントした柔らかい発電デバイスを発表しました(過去記事参照)が、今回は、曲げるだけでなく、引っ張ることもできるPZTのナノリボンを発表しました。

Abstract Image

 
PZTは、圧電材料としては性能が良いのですが、セラミックスですので、引っ張りに弱く、安全に引っ張れるのは0.2%までです。

今回の研究では、シリコンゴムを引っ張った状態でPZTのナノリボン(5~10μm幅、250~500nm厚)をプリントし、波打たせた状態にします。
この製法だと、10%引っ張れるそうです。

Formation of wavy/buckled piezoelectric PZT ribbons
 
ひきつづき、心臓のペースメーカ用の電源を目指しています。


PZTによる圧電発電は、昔から米国の得意分野です。

しかし、ひっぱったり曲げたりして発電するのであれば、最初からポリマー系の発電材料を使った方が良い気もします。
 

参考情報:
Breathe, and a nanogenerator will power your pacemaker
(2011年2月18日、Nanowerk)

Enhanced Piezoelectricity and Stretchability in Energy Harvesting Devices Fabricated from Buckled PZT Ribbons
(2011年2月15日、NANO Letters)

関連記事:
ルイジアナ工科大学、圧電カンチレバーとカーボンナノチューブフィルムを重ねた発電デバイスを開発 [2010/10/11 19:55]
PZTのナノリボンをシリコンラバーに埋め込んだ発電ゴム [2010/01/31 21:40]
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posted by 竹内敬治 at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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