2010年11月21日

ロシアの政策支援の動き:TERMIONA社の熱電素子大量生産プロジェクトに約16億円助成

エネルギー・ハーベスティングに関する政策支援が盛んになっています。
欧米では昔から政策支援が活発に行われていましたが、最近は、中国、インド、シンガポールなどアジア諸国でも政策的な支援が行われています。
今回は、ロシアの動きを紹介します。

ロシアでは、ナノテクノロジー商用化開発を支援する非営利の国有企業Russian Corporation of Nanotechnologies (Rusnano)が、2007年に設立されました。

このRusnanoが、TERMIONA社の熱電素子大量生産プロジェクトに、6億ルーブル(約16億円)の資金を提供します。


On the photo, left to right: TERMIONA CEO Efim Lev, TERMIONA president Evgeny Kogan, RUSNANO CEO Anatoly Chubais and RUSNANO managing director Dmitry Pimkin
写真:RUSNANOとTERMIONAの共同会見
 
TERMIONAは、2004年に設立された新興企業で、CERATOMと称する熱電素子の製造技術を持っています。
セラミック薄膜を使用しないので、曲げや振動に強いというのが売りです。

TERMIONAは、2014年までに、年間100万ユニットの生産能力にする計画で、プロジェクト全体の投資額は17億ルーブル(約46億円)です。

もともと、ロシアは旧ソ連時代から熱電技術が進んでいました。
ドイツのMicropeltや米国のNextremeとの競争になるでしょうか。


参考情報:
RUSNANO–TERMIONA Agreement to Put Russian Breakthrough Technology CERATOM to Work
(2010年11月2日、Nanotechnology Now)

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posted by 竹内敬治 at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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