2010年07月19日

ブラザー工業の乾電池型振動発電機が海外でも話題に

ブラザー工業は、2010年7月21日〜23日のテクノフロンティア2010に、乾電池型振動発電機を展示します。
リモコンなどに入れて、振って使います(下の写真参照)。
周波数4〜8Hzで平均出力10〜180mW(ピーク出力 0.2〜2.0W)が得られるとのことです。

この振動発電機が、海外でも話題になっています。




まず、7月16日に、Tech-On!の英語サイトに紹介記事が掲載され、
それがCNETやGizmodoなどの力のあるメディアに転載されて、
全世界に広がっていっています。
エネルギー・ハーベスティング関連のニュースの中でも、
かなりのヒットになりそうな勢いです。

「乾電池の代わりに入れて振って使う」というコンセプトの
分かりやすさが一般消費者にも訴求しているのでしょう。



さて、ひとつ、興味深いことに気がつきました。

ブラザー工業と、似たコンセプトの製品を作ろうとしていた会社があります。
昔、WBB最新情報でも紹介した、M2E Powerです。
(M2E Powerのデバイスは、意識しないうちに発電することを想定していました。
この記事では詳しくは書きませんでしたが、M2E Powerは、Motioneticsに買収され、
人の運動による発電はあきらめて自動車市場にフォーカスすることになりました。)

ブラザー工業の乾電池型振動発電機を紹介しているサイトは、
英語を中心に既に数百サイトありますが、
M2E Powerについて言及している記事は、ひとつもありません。

今、記事を書いている人たちが、全員M2E Powerのことを知らないと
いうのは考え難いですが、エネルギー・ハーベスティングに関心を持つ
人が増えてきて、乾電池型の振動発電機を初めて聞いたという人が
たくさんいるということはあるでしょう。



海外の紹介記事では、「コストが高いと買えないだろう」という指摘もちらほらあり、
もっともなことです。乾電池なみとはいかなくとも、ある程度手の出る価格に
なれば、買いたいという人は世界中にいるでしょう。


参考情報:
ブラザー工業 乾電池型振動発電機(単三形、単四形)
(Techno-Frontier2010 Webガイド)
Vibration-powered Generators Replace AA, AAA Batteries
(Tech-On!、2010年7月16日)

関連記事:
「乾電池型」エネルギーハーベスティングデバイスの実用性 [2009/10/12 18:45]
テクノフロンティア2010 環境発電開発者会議&集中展示エネルギー・ハーベスティングゾーン [2010/06/27 22:06]



posted by 竹内敬治 at 20:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
記事で紹介されている、「振動発電地」 についてなのですが、ブラザー工業によると、「半永久的に電池交換が不要になり、廃棄物の削減にも貢献できる。」 とされているのですが、これは本当のことなのでしょうか?

この製品に組み込まれている 「電気二重層キャパシタ」 について、少し調べてみたところ、サイクル寿命は数十万回以上で、期待経年寿命は10〜15年、とありました。
http://meicap.meidensha.co.jp/capacitor/index.html

それで、素朴に、疑問に思ったのです。
本当に、「半久的」 に、使えるのでしょうか?
電気製品や部品のことは全くの素人なので、ぜひぜひ、教えてください。
Posted by kyunkyun at 2010年07月19日 23:16
↑それは・・・ここでなくブラザー工業に聞くべきでないかい?

個人的には、半永久て言われてたもので本当にそうだったものってなかなか思い浮かばないんですが。
リモコンなんかに入れて、リモコン自体の寿命のほうが先に来るようなら十分とも思えますね。
(もちろん値段にもよりますが)
あと、仕様上、使える場面がそれなりに限られるかと。時計なんかにゃ使えませんし。
Posted by トオリスガリ at 2010年07月20日 10:46
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