2010年06月20日

中国がモノのインターネット(IoT: Internet of Things)の国際標準化に参入

エネルギー・ハーベスティング関連の国際標準化の動きのひとつを紹介します。

中国では、モノのインターネットの発展を促すため、様々な措置を講じていますが、そのひとつが、国際標準の制定への積極的関与です。

以前の記事でも紹介しましたが、モノのインターネットとは、RFID技術などを使って、あらゆるモノをインターネットに接続しようという取り組みです。欧州が言い始めたもので、中国もその普及に力を入れています。

人民網日本語版(2010年4月2日)によれば、

2010年の中国IOT産業市場は2000億元(約2.7兆円)に達し、2015年にはIOT全体の市場規模が7500億元(約10兆円)に達すると見られ、年間成長率は30%を超える予測だ。市場の将来性はコンピュータ、インターネット、モバイル通信などの市場をはるかに上回る。

とのことです。(赤字は補足部分です。原文にはありません)

中国の、モノのインターネット市場の中身は、
同じく人民網日本語版(2010年4月2日)によれば、

CCIDコンサルティングの研究によると、中国のIOT産業は大衆業務および、家庭内セキュリティ、電力セキュリティ、公共セキュリティ、健康測定、知能交通(ITS)、重要エリアの侵入者防止、環境保護など、様々な分野に応用が可能で、市場規模はそれぞれの分野で100億元(約1300億円)から1000億元(約1.3兆円)に達すると見られている。

とのことです。赤字は補足です。

これらの市場の一部には、エネルギーハーベスティング技術が採用されていくと考えられます。



さて、モノのインターネットの無線部分の国際標準については、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)が共同で技術委員会(JTC1)を設立し、そこに、中国が提案した「センサーネットワーク情報処理サービスとインターフェイス規格」の国際標準案が、NP(新業務項目提案)投票をパスしたとのこと。

中国の巨大なマーケットを考えると、これが有力な国際標準のひとつとなっていく可能性が高いでしょう。

標準化動向については、エネルギーハーベスティングコンソーシアムでもフォローしていきます。


参考情報:
中国、センサーネットワークの国際標準を提出
(人民網日本語版、2010年4月2日)

中国、モノのインターネットの発展促進に4措置
(チャイナネット、2010年4月2日)

関連記事:
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posted by 竹内敬治 at 19:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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