2009年11月08日

HPが開発したMEMS加速度センサーの電源にエネルギー・ハーベスティング

HPが、従来の1000倍の感度のMEMS加速度センサーを開発しました。

HP LabsのPeter Hartwellによれば、このセンサーを、環境中に1兆個埋めて、コンピュータシステムと接続すれば、地球の鼓動が聞き取れるようになります。

電源には、エネルギー・ハーベスティングを利用できます。

WiiやiPhoneなどにも安価な加速度センサーが使われていますが、もっと精度の要求されるアプリケーションには、これまで1軸あたり1000ドルぐらいの高価なセンサーが使われていました。

HPが開発した高精度なMEMSセンサーは、製造コストが大幅に下げられるので、環境中に大量に埋めることができます。

橋や建物などの構造物のモニタリングや、炭鉱、火山のまわり、など環境埋め込み加速度センサーのニーズはいろいろとあります。

HPのcentral nervous system for the Earth(CeNSE)は、1兆個のセンサーを環境中に埋め込んで、地球を診断しようという構想です。

センサーの大きさは、5ミリ角で、厚さ2ミリです。消費電力は50ミリワットで、その電源として、環境中の電波や温度差、そして振動そのものが考えられています。
エネルギー・ハーベスティングのニーズのひとつです。

参考情報:
HP MEMS could shake up motion sensing
Its new chips are small, precise, and inexpensive enough for use in massive arrays
(2009年11月6日、TechWorld)
HP's plan to fix ailing planet
(2008年7月25日、BBC)

関連記事:
モノのインターネット(IoT:Internet of Things)の電源としてエネルギー・ハーベスティング市場は拡大していく [2009/11/01 21:00]
環境発電の国際イベント Energy Harvesting & Storage USA 2009 (2009年11月3〜4日) [2009/10/25 20:19]
揺らすと発電するLED照明つきのロッキングチェア [2009/10/17 22:06]
「乾電池型」エネルギーハーベスティングデバイスの実用性 [2009/10/12 18:45]
無線LANを内蔵した体重計で健康管理 [2009/10/04 22:18]



posted by 竹内敬治 at 20:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
ニックネーム(個人が特定できる情報は書き込まないでください):

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。 

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。