2009年05月31日

メッシュ機器ベンダーSkypilotをスマートグリッド・ソリューションベンダーのTrilliantが買収

メッシュ型無線LAN機器ベンダーのSkypilotが、ついに買収されました。
2009年5月28日に発表がありました。買い手は、スマートグリッドのソリューションを提供するTrilliantです。

メッシュ機器の米国自治体市場は、Earthlinkの破たんや金融危機で縮小しましたが、スマートグリッドで復活しそうです。
 


Skypilotのメッシュ機器は、MetroFi社がもっぱら使用していました。MetroFiの破たんによって、Skypilotも危機に陥ったことは、2008年7月から8月にかけて、WBB最新情報で紹介しました。

MetroFiがサンタクララ市に残したSkypilotの機器が、スマートグリッド(自動検針)に活用されることは、2009年2月に紹介しました。

そして、ついに、Skypilotに買い手がつきました。買い手は、スマートグリッド・ソリューションベンダのTrilliantです。サンタクララ市のおかげです。

米国では、電力事業を自治体が運営することが多く、従来より、自治体ワイヤレス・ブロードバンドの重要なアプリケーションとして、AMR(Automated Meter Reading:自動検針)がありました。

オバマ政権の重要施策としてスマートグリッドが注目されるようになり、自治体による自動検針の取り組みも増えてきました。

この動きに対応して、メッシュ型無線LAN機器ベンダーのTroposも、2009年4月14日に、スマートグリッドシステムGRIDCOMを発表しました。

自治体WBB(ワイヤレス・ブロードバンド)のインフラとして様々な自治体で採用されてきたメッシュ型無線LANは、スマートグリッドで再び導入が拡大していくでしょう。

自動検針で、いくら頻繁に計測しても、帯域は余ります。その余った帯域を他の用途にも活用することで、自治体業務の効率化・高度化や地域活性化が可能になります。

参考情報:
Trilliant Incorporated Delivers True Broadband to the Smart Grid with Acquisition of SkyPilot Networks
Pioneering Smart Grid Company Becomes First to Offer 100% High Bandwidth Coverage
(Trilliant, 2009.5.28)

TROPOS GRIDCOM™ ARCHITECTURE ENABLES A FULL RANGE OF SMART GRID SYSTEMS OVER A SINGLE IP NETWORK

Tropos Partners with Industry-Leading Smart Grid Solution Providers, Itron, Echelon, and Elster
(Tropos, 2009.4.14)

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posted by 竹内敬治 at 19:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | メッシュ型無線LAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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