2009年03月23日

欧州8カ国が連携する圧電素子研究機関ピエゾ研究所(Piezo Institute)

ピエゾ研究所(Piezo Institute)をご存知でしょうか。
 
欧州委員会の資金援助で2008年に設立されました。
欧州8カ国の研究機関が連携して、圧電素子の研究を進めています。
 

ピエゾ研究所は、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スイス、デンマーク、スロベニアの産学研究機関の連携で設立されました。
 
資金は、欧州委員会のMIND(Multifunctional INtegrated Devices)プロジェクトが提供しています。
 
ピエゾ研究所では、圧電素子に関する様々な研究を行っています。

例えば、医療用の超音波検査のためのエネルギー変換機(Transducer)は、従来のものよりも小さく、幅広い周波数に対応します。

また、PZTに代わる鉛を含まない圧電物質も探索しています。 PVDF [polyvinylidene fluoride]などです。PVDFは、PZTよりも出力は小さいですが、鉛を含まず、プラスチックなので柔らかいという特徴があります。
 

圧電発電の研究では、米国が研究の歴史も長くベンチャー企業も多いですが、欧州でも政策支援プロジェクトで研究を進めます。
 
日本には、音力発電株式会社はありますが、技術的には先進性はありません。発電床は米国にも欧州にもあります。日本でも、政策支援が必要ではないでしょうか。

参考情報:
Piezo Institute
 
NPL and Cranfield become European piezo design centres
(ElectronicsWeekly.com, 2009/2/25)

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posted by 竹内敬治 at 22:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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