2009年03月01日

ニュージーランドのメッシュ型無線LANベンダーRoamADを米国Xiocomが買収

2008年2月27日、ニュージーランドのメッシュ型無線LANベンダーRoamADは、米国アトランタ市に本社を置くXiocom社に自社を売却したと発表しました。
 
Xiocom社の中核オーナーは、カルチェやダンヒル、モンブランなどのブランドを所有するRichemontです。
 


Xiocom社自身は、高級ブランド企業ではなく、自治体ワイヤレス・ブロードバンド事業を展開している会社です。

Xiocom社の主要株主は、南アフリカ共和国のRemgroと、ジュネーブに本拠のあるColumbus Venture Capitalです。
そして、このColumbusの親会社が、カルチェやモンブランなど高級ブランドを所有するCompagnie Financiere Richemont AGというわけです。

2007年設立のXiocom社の前身は、2000年設立のCitynet社です。Citynetは、2003年に、Airmeshというメッシュ型無線LAN機器を開発しました。
このAirmeshは、フロリダ州のITSプロジェクトであるiFloridaにも採用されました。ということで、Xiocomは、もともと、メッシュ機器ベンダーでもありました。

Xiocomは、ワイヤレス・ブロードバンドのサービスプロバイダでもあり、2008年9月には、マディソン市の自治体WBBネットワークMad City Broadbandを買収しました。
海外展開も進めており、2008年にはアフリカのルワンダの首都キガリ(Kigali)市でネットワークを構築しました。
RoamADの買収で、さらに国際展開を進めます。


一方のRoamAD社は、ハードウェアメーカからソフトウェアメーカに業態を変更し、最近では、台湾の原子力発電所やイタリアのボローニャ自治県への導入など国際展開を進めていました。
地元オークランド市の事例はWBB最新情報でも紹介しました。


メッシュ型無線LANによるワイヤレス・ブロードバンド提供は、国際的にも広がっています。
 

(iFloridaやMad City Broadbandの事例、RoamAD社については、「海外事例に学ぶ ワイヤレス・ブロードバンドによる地域情報化ハンドブック 世界150事例紹介版」もご参照下さい。)



RoamAD sold to US wireless broadband company
(2009/2/27, the national business review)

RoamAD in Taiwan nuke deal
(2008/12/18, the National Business Review)

US company signs up RoamAD for WiFi
(2007/2/22, the National Business Review)

Xiocom Wireless Acquires New Zealand-based RoamAD
Integrated software and hardware technologies to increase value of broadband solution
(2009/2/26, Xiocom)


XIOCOM WIRELESS ACQUIRES MAD CITY BROADBAND
Wisconsin-based, Innovative Wireless Broadband Firm Has Strong Relationship with Cisco
(2008/9/11, Xiocom)

関連記事:
オークランド市(ニュージーランド)で官民連携のメッシュ型無線LANサービス開始、ヨットレースの「ルイ・ヴィトン・パシフィック・シリーズ」の観客にも提供 [2009/01/23 19:59]

新刊レポート「世界のワイヤレス・ブロードバンド2008」発売 [2008/09/08 19:00]






posted by 竹内敬治 at 19:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | メッシュ型無線LAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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