2008年12月05日

SprintとClearwireのWiMAX事業統合続報:ClearwireがLTEをサポートする?!

Sprint NextelとClearwireのモバイルWiMAX事業統合の続報です。

前の記事でお知らせしたとおり、2008年12月1日の日本時間夜に、新生クリアワイヤからのWeb中継があり、同社のCEOであるBen Wolffから「爆弾発言」がありました。
  
 
前の記事
SprintとClearwireのWiMAX事業統合が完了(2008年11月30日)
は、Web中継に間に合うように、前日に投稿しました。
 
通常ですと、翌日12月1日(月)の朝10時に、メルマガが自動的に配信されるので、同日夜のWeb中継に間に合う予定だったのですが、その日は、なぜかメルマガが出なかったようです。
 
Web中継の話は、この「WBB最新情報」以外、どこの日本語サイトも報道していなかったようなので、日本から参加された方は少なかったと思います。
 
 
その後、12月1日のクリアワイヤ社の発表をもとに、翌日の12月2日、Computerworldに以下の記事が出ました。
 
クリアワイヤとスプリントのWiMAX合弁事業、新体制で始動
クリアワイヤ側にWiMAX事業を統合し、全米規模でのサービス展開を目指す

 
Stephen Lawson/IDG News Serviceサンフランシスコ支局 の執筆記事の翻訳です。
翻訳作業が素早いですね。

他にも、もっと簡単ですが日本語サイトで報道したところがありました。
 
 
  
ところが、Web中継では、この記事では言及されていない「爆弾発言」がありました。

これは、今のところ、日本語サイトでは、どこも紹介していないようです。
 
 
 
  
さて、前置きが長くなりましたが、その「爆弾発言」とは、
 
Clearwireが将来LTEをサポートする可能性がある。

というものです。

CleawireがWiMAXを捨ててLTEに乗り換えるのではないかという
勘違いもあったようですが、実際の発言の趣旨は、

仮に将来LTEの標準化が完了して、LTEは使えるがWiMAXは使えない
デバイスが大量に普及したときには、ClearwireはLTEも同社の
ネットワークでWiMAXと同様サポートする可能性がある

ということだったそうです。
実際にどうなるかはわかりませんが...

  
 
Clearwire: We Could Use LTE (Unstrung) 2008/12/1
 
Clearwire's LTE musings ripple, but don't shock (Fierce Wireless) 2008/12/3
 
Clearwire on WiMax vs. LTE: What War? (Speeking Alpha) 2008/12/4
 
Clearwire’s Wolff: ‘full speed ahead’ with WiMAX  (Muniwireless) 2008/12/4


関連記事:

SprintとClearwireのWiMAX事業統合が完了 (2008年11月30日)

SprintのモバイルWiMAXサービスXohmがバルチモアで開始 (2008年10月10日)

サービス開始間近のSprintのモバイルWiMAXの近況  SprintのCTO Barry Westのインタビューより  (2008年9月14日)

その他の関連記事は、「WiMAX」のカテゴリをご覧ください。
 
 



posted by 竹内敬治 at 17:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | WiMAX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
海外の無線技術・サービス動向について、いつも大変参考にさせて頂いております。

ところで、いよいよ来年から日本においてもモバイルWiMAXサービスがスタートしますが、
竹内様は日本においてこのサービスがどの程度普及するとお考えでいらっしゃいますでしょうか。
総務省の肝いりで、かつKDDIやインテルが後ろ盾になっているとはいえ、
ただ速度の速いデータ通信サービスだけではイーモバイル等既存事業者との差異化は難しいのでは、と個人的には思っております。

また、海外のようにデジタル・ディバイド解消が主目的ではないため、全国に広がるかという点でも未知数かと思います。

5年後、10年後にもUQ社が継続してサービスを提供しているのかどうか、モバイルWiMAXについて期待している分だけ、かえってこうした思いも抱いております。

これらはすべて私の個人的な意見ですが、ぜひ竹内様の個人的見解をお聞かせ頂ければ幸いです。
Posted by 小林佑輔 at 2008年12月24日 09:35
小林様

コメント・ご質問ありがとうございます。
 
モバイルWiMAXは、先進国においては3G等との競合があるため、インド等発展途上国での利用拡大が先行すると予想されますが、量産効果でブーメランのように先進国での低価格サービスが可能になる可能性もあります(安価な外国端末が流入する可能性も)。当然他社も対抗しますので、意味のある程の価格差が維持できるかどうかは分かりません。コグニティブ技術の進歩等により、ユーザにとっては、技術の差異がますます見えにくくなる中で、オープンなビジネスモデルがどこまで機能するかがモバイルWiMAX普及のポイントかと思います。

カバレッジ拡大はサービス普及の鍵ですのでUQは当面予定通り全国展開を進めると予想されますが、デジタル・ディバイド解消が目的ではありませんので、地域WiMAXとの連携が期待されるところです。地域WiMAXについては、「世界のワイヤレスブロードバンド2008」でも少し触れています。

米国はオバマ政権でブロードバンドの普及を進める方向です。無線関連で面白いのは、ホワイトスペース開放と、AWS-3周波数帯(まだWBB最新情報ではとりあげていませんが、FCCは、無料のワイヤレス・ブロードバンドサービスの提供を義務付ける方向です)。事業者の動向ではSprintのWiMAX、VerizonのLTE、AT&TのWi-Fi/iPhone、あとはGoogleのAndroidとVerizonのネットワークオープン化と、2009年も、様々な動きがありそうです。自治体WBBは中小自治体で地道に拡大していくと思われます。欧州では2.5GHz帯、FTTH、広くは規制枠組みがテーマでしょうか。アジアはWiMAXの話題が多くなりそうです。
 
5年後、10年後には、UQが継続してサービスを提供しているのか?5年後Yes,10年後Noというのが確率的には最もありそうですが、事業形態はどうなるか分かりません。。。

以上、個人的見解を述べさせていただきました。ご参考になれば幸いです。
今後ともよろしくお願い致します。 
 

Posted by 竹内敬治 at 2008年12月29日 11:41
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