九州大学発のITベンチャーPicoCELAの続報です。
2008年10月24日、品川プリンスホテルにて、第1回北大・九大合同フロンティア・セミナーが開催されました。
同セミナーで、九州大学大学院システム情報科学研究院の古川浩准教授により、「真のユビキタス社会を実現するブロードバンド無線通信への挑戦」と題する講演が行われました。
講演では、PicoMESH LunchBoxのデモンストレーションの紹介、PicoCELA社の紹介、今後のR&Dおよび製品化のロードマップなどの発表がありました。
PicoMESH LunchBoxを設置して即Wi-Fi通信(双方向のモバイルブロードバンド通信)ができるデモンストレーションでは、PicoRover(ノートPCを載せたオフロード型のリモコンカー)が大学構内を走り回る姿がビデオ映像で紹介されました。
設置してすぐに使えるようになるメッシュ型無線LAN機器としては、海外のベンダーでは例えばFiretideが”Instant Network"と呼んでアピールしていました。ただし実際にはセキュリティの設定などあるので、ただ置くだけではだめなのですが。
PicoMESHはバッテリー駆動なので、ごく短期間しか必要ないネットワークならFiretideなどよりもさらに手軽にネットワークが構築できます。
デモンストレーションではノートPCをリモコンカーに載せていましたが、PicoMESH自体をリモコンカーやロボットなどに載せて、自律的にネットワークのカバーエリアを拡張させることもできるでしょう。災害時などには役に立ちそうです。
ロボットへの組み込みは、国産メッシュ機器ベンダーのシンクチューブも行っています。モバイル・アドホック系のアプリケーションは、もともとメッシュ機器とは相性がいいはずですが、海外のメッシュ機器ベンダーで、ロボットに組み込んだ事例は見た記憶がありません。日本発の技術として世界に広がるかもしれません。
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国産技術のメッシュ無線LAN機器開発・製造を行うPicoCELA誕生
2008年10月27日
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