2008年09月27日

木からエネルギーを収穫して稼働する無電源の山火事早期警戒センサーネット

MITは、木からエネルギーを取得して稼働する無電源の山火事早期警戒センサーネットを開発中です。
 
 
 graphic with tree sensor
 
 

2007年10月に米国カリフォルニア州で発生した山火事では、サンディエゴ郡だけで1000億円以上の被害を出しました。
 
山火事を早期発見するために、森林内にセンサーネットを張り巡らせ、気温と湿度をモニターするシステムが開発されています。
 
問題は、電源です。電池を使用したとしても、その取り換えには多大な費用がかかります。そこで、周りの環境からエネルギーを収穫する「エネルギー・ハーベスティング技術」の出番となります。

Voltree Power社が開発中の技術では、樹木の生体エネルギーを取り出して、センサーの電源に使える電力に変換します。
 
得られる電力はわずかですが、Zigbee ネットワークを駆動するには十分です。 
 
もし山火事を早期発見して被害を食い止められれば、投資効果は十分得られるでしょう。
 
 
Voltree Powerの技術は、日本でも、街路樹を利用するなどで活用できる場があるかもしれません。
 
"
Preventing forest fires with tree power  
 Sensor system runs on electricity generated by trees
"
(2008年9月23日 MIT News より)
 
 
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環境センサー・ネットワークの電源にも使える「雨粒発電」
 
   
※ エネルギー・ハーベスティング技術については、こちらも参考にしてください。
 
ユビキタスネット向けエネルギー源研究の最前線(1)
ユビキタスネット向けエネルギー源研究の最前線(2)
ユビキタスネット向けエネルギー源研究の最前線(3)

 




posted by 竹内敬治 at 20:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | エネルギー・ハーベスティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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