2008年08月22日

アメリカン航空が米国国内線で無線LANサービス開始

2008年8月20日、アメリカン航空は、機内の無線LANサービスを開始しました。デルタ航空に続いてです。
 
導入便は、
 
アメリカン航空の場合、全便ではなく、767-200が就航する15便のみです。(ニューヨークから、サンフランシスコ、ロサンゼルス、マイアミまでの長距離便)
"American Airlines launches Wi-Fi on some flights"(シカゴ・トリビューン)

機内で提供される無線LANサービスは、デルタ航空と同じく、Aircell社のGogoです。
 
Virgin Americaも、Aircell社の無線LANを年内導入予定です。 
 

Forester Researchのレポートによれば、2〜4時間のフライトの乗客の41%が機内でのインターネットに興味あるとのこと。4時間を超えるフライトだと、55%になります。
 
国内線サービスは、大国アメリカならではとも言えます。
日本の国内線の場合は、フライト時間が短いのでニーズはないでしょう。。。
  
 
関連記事:
航空機内で無線LAN提供の動き
デルタ航空が米国国内線全便で無線LANサービスを提供
 
 
  
追記(2008/8/23):

日本で「ニーズはない」というのは、ちょっと極端な物言いでしたので、補足します。
「30分ほどの水平飛行時間に無線LANを使うために、1回千円ぐらい払うような乗客は、継続的にビジネスが成り立つほどいない」というぐらいの意味です。
 
最近は、PSPとかDSとかiPhoneとか、携帯無線LAN端末が増えているので、無料なら使う人もいるでしょう。
 
ためたマイルで利用料金を支払えるようにしてもいいかも知れない。
 
***
 
航空機とブロードバンド接続できて、何の役に立つのか?これは昔(7年ぐらい前?)、ちょっと考えたことがあります。
 
かつて、飛行機に、所得が高い人が乗る確率が高かった時代には、乗客に医者が含まれている確率が高いので、航空会社は、機内で急病人がでたとき、乗客の中から医者を呼び出して対応してもらっていたとのこと。
 
しかし、近年は航空チケット代も下がり、高齢化が進んで、国際線でも旅客機にお年寄りの乗る確率が増す一方、医者が乗り合わせている確率が下がっています。機内で急病人が発生して、医者が乗り合わせていない場合には、航空会社は、近くの空港に緊急着陸するべきかどうかを判断しなくてはなりません。この緊急着陸には、たいへんなコストがかかります。
 
もしも、航空機とブロードバンド接続できれば、急病人を地上の医者が遠隔で診断できて、緊急着陸の頻度が下がります。緊急着陸のコスト低減分で、ブロードバンド接続のコストがまかえるのではないか、と考えたわけです。十分なコスト対効果があれば、きまぐれな乗客の利用に依存しない安定したビジネスモデルになるかと。
 
でも日本では遠隔医療は医師法で禁止されているのでは?
いえいえ、国際線の機内は日本国内ではないんですよ。
(どこの法律が適用されるかは知りません。。。)
  
***
 
今回のアメリカン航空のサービスのように、乗客の利用がメインの場合はどんなビジネスが成り立ちそうでしょうか。
 
たとえば、
 
・特定の着うたがフライト中だけダウンロードできる、というように、「体験」を売る。
 
・脈拍、血圧など健康情報をウェアラブルセンサーや座席で収集して、地上の医者がリアルタイムで監視してくれている、というように、「安心」を売る。
 
など、ひとひねりいるでしょうか。
 
オープンな環境であれば、誰かがうまいビジネスを考えるでしょう。
それが、無線LANのいいところです。
 
 



posted by 竹内敬治 at 18:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 無線LAN (Wi-Fi) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
ニックネーム(個人が特定できる情報は書き込まないでください):

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。 

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。